ベテラン佐々木 幻の特大弾 42歳の背中追う「あの人がいる限り上がれませんから」

[ 2015年3月9日 20:34 ]

<三菱日立パワーシステムズ横浜・JR東海>2回表三菱日立パワーシステムズ横浜2死満塁、左越え満塁弾を放つ佐々木

第70回JABA東京スポニチ大会予選リーグCブロック 三菱日立パワーシステム ズ横浜─JR東海

(3月9日 横浜)
 三菱日立パワーシステムズ横浜が6─3とリードして2回を終えた所で雨が強まり、降雨ノーゲームとなった。12日の12時30分から大田で仕切り直しの一戦が行われる。

 2回、三菱日立パワーシステムズ横浜のベテラン・佐々木勉内野手が左翼席上段へ特大のグランドスラムを放つも幻に。年齢を感じさせない強烈なスイングに「甘い球を逃さずフルスイングできた。反応で打てた。雨は残念だけど、持ち味の長打力は大会でもしっかり求めていきたい」と話した。

 今年の7月で35歳。08年、所属していた三菱ふそう川崎が休部。09年に三菱重工横浜への移籍を経て今に至る。「僕は負けず嫌い。若い選手も力をつけているので、うかうかしてられない。チームの中でも外でもとにかく相手に勝ちたい一心でやっている。一歩でも相手を上回ろうという気持ちがモチベーションになっている」。

 背中を追うのはふそう時代の同僚・西郷泰之内野手。42歳になった今もHondaで現役を張る。「あの人がいる限り上がれませんから。まだまだ頑張りたいです」と力を込めた。

 社会人野球は社業との兼ね合いなどもあり、30歳前後で引退するケースが多い。それだけに35歳以上の現役選手は稀少な存在だ。プロ野球では中日・山本昌が現役最年長49歳。社会人野球のベテラン選手たちにも注目だ。

続きを表示

2015年3月9日のニュース