吉村禎章氏が巨人ドラ1岡本を分析 バットの面変わらないのがいい

[ 2015年2月8日 09:20 ]

特守で笑顔を見せる岡本

 バットコントロールという点では、巨人・岡本は凄くいい肘の使い方ができている。だからバットが内側から出てくる。投手に対してしっかりとステップができてタイミングが取れているし、ボールが当たるバットの「面」が変わらないのがいい。少し体勢が崩れた時もバットの「面」の方向が変わらないから、どんな球にも対応できる。

 タイミングの取り方も軸足(右足)に体重がしっかりかかって体を引いて、ちゃんと間合いも取れている。いろんなコースに対しても同じ形で振れているというのが印象的だった。下半身がどっしり、しっかりしているのでは。下半身と上半身のバランスもいい。

 打席に入っての雰囲気も気に入った。18歳には見えないし、この体で去年まで高校でやっていたんだから、それは打つだろうなというのは分かる。実戦を早く見てみたい。原監督が自ら足を運んだというのも、ホームランを打てる4番という打順を期待しているというのを感じた。すぐ(4番)ではないけれども、そういうムードはある。(吉村禎章=スポニチ本紙評論家)

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2015年2月8日のニュース