大谷、初打撃投手で大荒れも自信「投げている感じは良かった」

[ 2015年2月8日 05:30 ]

フリー打撃に登板した大谷だったが…

 日本ハム・大谷が今キャンプ初めて打撃投手を務め、昨季の盗塁王・西川を相手に25球を投げ込んだ。そのうち14球がボールと制球に苦しみ、真横に滑る新スライダーは1球もストライクが入らなかった。

 それでも、安打性の当たりは1本に封じ込め「短い時間で実戦感覚をつかむことができた」とひょうひょうとした表情を浮かべた。「直球中心でいこうと思っていた。投げている感じは良かった」。昨季はチームトップの11勝を挙げただけに、大荒れにも自信が揺らぐことはなかった。西川が「最後の1球は150キロくらいは出ていた」と驚いたように、バットをへし折るなど力で押し切った。

 栗山監督は「表情が良かった。打者に向かっていく雰囲気を感じた」と評価。全体練習後には投手メニューで最もきつい「シャトルラン」メニューを消化し、その後は居残りで打撃練習をするなどこの日も精力的に二刀流メニューをこなした。

 9日の紅白戦(名護)でいよいよ今季実戦初登板を迎える。「全体的に高めに浮き、マウンドも軟らかくて、うまくかみ合わなかった。次は修正したい」と力をこめた。

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2015年2月8日のニュース