山本昌「あっそうか!」50歳シーズン初ブルペンで50球

[ 2015年2月8日 05:30 ]

初ブルペンで50球を投げ込んだ山本昌

 手応え十分の「50球発進」だ。中日の山本昌投手(49)が7日、2軍キャンプ地の沖縄・読谷球場で今キャンプ初のブルペン入り。今季、前人未踏の50歳シーズンを迎える大ベテランは、きっちり50球で「初投げ」を終え、充実の笑顔を浮かべた。

 「あっそうか! 全然気がつかなかったけど、50歳だから50球としておいてください。6、7割の力だけど、いい感触で投げられたし、いいスタートになったと思う」

 前日までの曇天と寒さがウソのように晴れ上がった読谷球場。気温は20度を超えた。大挙した報道陣の前で、前田ブルペン捕手を中腰にさせて40球。座らせてから10球の真っすぐを投げ込み、健在ぶりを見せつけた。

 「天気にも恵まれ、暖かい中で投げられた。もうちょっとばらつくかと思っていたけど、だいだいの(狙った)ところに行っていたね」

 昨春のキャンプでは初ブルペンこそ今年より2日早い5日だったが、オフに取り組んだカットボール習得が裏目となりフォームをやや崩していた。今年は縦回転のキレのあるボールがズバズバとミットに収まり、小笠原2軍投手コーチも「去年より全然いい。回転もだし、球の出る角度が違う」と目を見張った。

 1軍キャンプ地の北谷球場で報告を受けた谷繁兼任監督も「元気ですね」とニヤリ。実に32度目の開幕に向け、レジェンドが一歩踏み出した。

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