阪神「心理効果」でバント下手克服へ、2年連続リーグ最多失敗…

[ 2015年2月8日 09:00 ]

バント練習を繰り返す伊藤隼

 練習とはいえ、悪すぎた。阪神・宜野座キャンプで初めて行われたケース打撃。走者を置いての作戦遂行がテーマだった。

 問題はバント。打者のべ44人で、送りバントのサインが出たのは22人。成功14度に対し、失敗が8度もあった。成功率・636は公式戦本番での数字よりも低いのだ。

 上本は投手正面で併殺、岩田はスリーバント失敗と空振りの2三振、秋山は飛球を上げた。和田監督は「全員が100%に近いものを目指して取り組まないと」と、むろん不満だった。

 阪神は過去2年連続で送りバント失敗数がセ・リーグ最多。「バント下手」の汚名が定着した。昨年、日本シリーズに挑んで敗れた反省から今季のテーマを「1点の重み」とし、細かなプレーへの執着心を見せる。

 「まずは技術」と平田ヘッドコーチは言った。「終盤7~9回のバントは相当な重圧がかかる」と精神論を言う一方、「技術が伴わないとどうにもならん」と練習量を増やした。宿舎敷地内の室内練習場で早朝早出のバント練習を課した。「朝にバントなどをやらせてから球場入りする。球場での練習もバントで仕上げてから終える」

 バントで始まり、バントで終わる。人間は最初と最後の記憶や印象が深い。心理学で「初頭効果」「新近効果」と呼ぶ。阪神は、そんな効果も狙って、日々を過ごしている。

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