榎田開眼!江夏臨時コーチの教えで直球に磨き、好感触つかんだ

[ 2015年2月8日 08:25 ]

ブルペンで大きく声をあげる榎田

 江夏臨時コーチからの“4等分の教え”で阪神・榎田が開眼した。「ストライクゾーンを外高、外低、内高、内低の4つに分けて投げ分ける練習をしてはどうか、と言ってもらった。いままでは(外と内の)2等分だった。大ざっぱになっていたのかなと思う。4等分の投げ分けを意識することで体の使い方がはまった。きょうの最後の方は感覚がよかった」。前日6日から実践して2日目。好感触が全身に残った。

 キャンプイン前日の1月31日に中西投手コーチから「1イニングをしっかり抑えられるように準備してほしい」と指示を受けた。「先発と中継ぎでは調整が違う。一本に絞ってもらったことはありがたい」。1年目はセットアッパーとして62試合に登板。「経験したのは強みだと思う。中継ぎとしてCSや日本シリーズで投げられるようにしたい」と誓った。

 先発挑戦した過去2年は左肘不安の影響もあって不本意な日々。「江夏さんには“直球だけをしっかり投げろ”とも言われた。直球あっての変化球。意識してやっていきたい」。初日から変化球は1球も投げていない。進む道は見えた。

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2015年2月8日のニュース