マエケン、メジャーとの対戦を満喫「楽しさもあり、怖さもあった」

[ 2014年11月12日 21:12 ]

<侍ジャパン・大リーグ選抜>5回2安打無失点と好投し、小久保監督(右)と握手をかわす前田健

日米野球第1戦 侍ジャパン2―0大リーグ選抜

(11月12日 京セラD)
 日の丸のユニホームで故郷・大阪に凱旋した広島・前田健が5回2安打無失点の好投で侍ジャパンに白星をもたらした。

 メジャー仕様の硬いマウンド、そして統一球。将来のメジャー移籍を見据える右腕は「うまく対応できたと思いますし、自分のボールが投げられたので大丈夫でした」と手応えを口にした。

 「すごく大事なマウンド。侍ジャパンを勝利に導けるようにとマウンドに上がった」という前田健。初回1死からカノ(マリナーズ)に左前打を許し、続くモンゴリア(レイズ)には四球を与えて一、二塁のピンチを招いたが、モーノー(ロッキーズ)を二ゴロ、続くプイグ(ドジャース)を空振り三振に仕留めた。

 その後もツーシームやカーブなど多彩な変化球を交え、緩急を使った投球でメジャーの打者をほんろう。2、3回は3者凡退、4回、5回には2死から走者出したものの、危なげない投球をだった。

 6回以降は牧田(西武)、大谷(日本ハム)、西野(ロッテ)とつないで完封リレー。侍ジャパンの背番号18は「相手のバッターは長打力があるので1球1球丁寧に投げました。楽しさもあり、怖さもあった。結果も出せたし、いい経験をさせてもらいました」と笑顔で試合を振り返った。

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