侍4番・中田 内川打法で復調だ 稲葉打撃コーチから助言

[ 2014年11月12日 05:30 ]

居残りで特打を行う中田

 これぞ4番の自覚だ。侍ジャパンの中田が兵庫県の鳴尾浜での全体練習後、志願の特打ちを敢行。前日の壮行試合で4打数無安打、チームも零敗だった貧打解消へ、責任感を漂わせた。

 「振る数を増やしておきたいと思った。徐々に体の切れも増してきたので、よくなっていると思う」

 福岡から移動後の全体練習。野手陣のフリー打撃終了後、中田が再びバットを手に内川と打撃ケージに向かった。39スイングで8本の柵越え。交代で打った内川の打撃を見ながら稲葉打撃コーチが「内川君の柔らかさが(中田)翔にはない。力で打とうとして、タイミングやポイントがずれると全部駄目になる。柔らかくバットをしならせて使うようにと言った」と助言。特打の後半はタイミングが合う、ゆったりとみえるスイングで鋭い打球が増えた。

 12日は大リーグ選抜との初戦。小久保監督は「みんな代表として集まった中での緊張がほぐれつつある。自分の力を発揮しやすい環境にはなってきている」と打線の目覚めに期待した。

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