初芝セガサミー無念あと一歩 横田力投も…わずか4安打

[ 2014年11月12日 05:30 ]

<セガサミー・トヨタ自動車>準優勝に終わり悔しそうな表情を見せるセガサミー・初芝監督(中央)

スポニチ後援第40回社会人野球日本選手権最終日・決勝 セガサミー0―5トヨタ自動車

(11月11日 京セラドーム)
 決勝の壁は限りなく高かった。4安打零敗。セガサミーの初芝監督は「チーム力の差。自分たちは頂点にはまだ早いよ、と言われたような試合だった」と肩を落とした。

 前日の準決勝で日本生命を完封した22歳の新人左腕・横田が5回まで無失点。だが、前日149球を投げた連投の疲労は隠せず、6回に1点を先制されて降板し、「自分が点を取られなければ、どうなったか分からなかった」と悔やんだ。

 トヨタ自動車に屈したとはいえ、成長を示した準優勝。昨年12月に就任した元プロの初芝監督は選手の意識改革に着手した。「ただ野球をやっているだけ。頭の中を変えないと能力だけで終わってしまう」。今夏の都市対抗では初戦で富士重工に完敗したが、野球に真しに向き合う姿に「やる気、姿勢、努力など目に見えて変わった」と手応えを感じた。迎えた日本選手権。3度目の出場で大会初勝利を飾ると、一気に決勝まで勝ち進んだ。就任1年目で早くも準優勝を飾ったが、指揮官は「納得なんかできない。納得するのは2大大会を連覇した時」と言葉に力を込め、最後に「悔しい」と両膝を叩いた。

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2014年11月12日のニュース