専大4季ぶり1部復帰!渡辺3戦連発、今春から指揮の斎藤監督涙

[ 2014年11月12日 05:30 ]

<専大・青学大>1部昇格を果たした角田(中央)ら専大ナインは喜びを爆発させる

東都大学野球1、2部入れ替え戦 専大6―4青学大

(11月11日 神宮)
 3回戦が行われ、専大が青学大を6―4で下して2勝1敗とし、13年春以来となる4季ぶりの1部復帰を決めた。渡辺和哉内野手(3年)が1点リードの5回に3戦連発となる左越え2ランを放ち、突き放した。青学大は先発全員の15安打を生かせず、10年春以来の2部降格となった。

 マウンドに咲く歓喜の輪を見つめた斎藤正直監督は、人目をはばからず大粒の涙をこぼした。「本当によく頑張った。集中力が凄かった」。前日の2回戦では延長14回の末に惜敗。1勝1敗とされながら、1部昇格を決めたナインを称えた。

 川崎製鉄千葉(現JFE東日本)でプレー。監督も務め、今春から母校を率いる。幅広い人脈で、今夏はJR東日本など社会人の強豪とのオープン戦を昨夏の倍に増やした。1点リードの5回に左越え2ランを放った5番・渡辺は言う。「社会人はシートノックから丁寧で確実。あのレベルに追い付こうと全員の意識が変わった」。夜間練習にも取り組み、入れ替え戦で3試合連発と大暴れした。専大はリーグ最多31度の優勝を誇る。「選手に優勝というものを見せてやりたい。次の春の目標です」と指揮官。名門復活への第一歩を刻んだ。

 ▼青学大・高島(初の4番で5打数2安打も逆転負け)もっと練習して1部に戻ってきたい。

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2014年11月12日のニュース