DeNA 中畑監督に続投要請へ CS争い&観客動員アップを評価

[ 2014年9月16日 07:18 ]

<D・中>勝利したDeNA・中畑監督は声援に応えながら引き揚げる

 DeNA・高田繁ゼネラルマネジャー(GM=69)は15日、今季限りで契約が切れる就任3年目の中畑清監督(60)について、「1年目、2年目、3年目としっかりチームを把握してやっている。今年は4月だけつまずいたが、交流戦といい、巨人戦といい、いい戦いをしている。良いチームになっているのは間違いない」と評価し、来季続投を要請する基本方針であることを示唆した。

 昨季で2年契約が満了し、新たに1年契約を結んだ今季。中畑監督は山口の先発転向、新人・三上の抑え抜てきに加え、代打成績が244打数67安打で12球団トップの打率・275をマークするなど適材適所の選手起用が目立っている。加えて、明るいキャラクターで発信力のある中畑監督の人気は絶大で、この日の中日戦で今季19度目の大入り(昨季は14回)を記録するなど、今季はここまで主催63試合で136万323人の観客を動員。前年比9%増となっている。

 初のクライマックス・シリーズ(CS)進出を目指すチームは目下、3位阪神と4・5ゲーム差の4位。高田GMは続投の目安となる順位や勝利数のラインについて「球団は設定していない」と言及。「ただ球団が続投してくれといっても、本人の気持ちもある。すぐ“ああ、いいですよ”とはならない。今はまだ上もあれば下もある段階」と、今後の戦いぶりを見ながら続投要請のタイミングを見定めていく姿勢を示した。

 高田GMの発言を受け、中畑監督は「全く考えてない。みんなが集中して頑張っているときに、そういうことに触れたくないんだ。そんな話題が出ると悪い方向にいくことが多いから」と自らの去就問題を封印。「(CSの)チャンスがある限り、残り試合に没頭したい。ある程度けじめがつく段階になったら話は聞くけど、今は“熱中宣言”します」と結んだ。

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