呉昇桓 1年目助っ人腕最多タイ35S、イニングまたぎ問題なし

[ 2014年9月16日 08:29 ]

<ヤ・神>イニングまたぎも無失点で今季35セーブ目の呉昇桓

セ・リーグ 阪神5-3ヤクルト

(9月15日 神宮)
 苦境を抜け出すにはこの男の投入しかなかった。8回、2番手の福原が2失点し2点差に迫られ、なおも2死二塁。阪神・呉昇桓(オ・スンファン)が代打・森岡を左飛に仕留めてピンチを脱出。そのまま今季3度目となるイニングまたぎで9回も締めた。

 「ブルペンの投手は常に準備しているので(イニングをまたぐことは)問題なかったよ」

 今季35セーブ目。来日1年目の外国人投手では00年ギャラード(中日)、11年サファテ(広島)に並ぶ最多タイに。開幕から守護神の座に就き、安定した投球を披露してきた「石仏」が日本プロ野球史にも名を刻んだ。

 シーズン終盤に入り、セットアッパーの福原が不調とあって、今後も1イニング以上の起用法が増える可能性もあるが「全く問題ない」と心配無用を強調する。日を追うごとに存在感の増してきた背番号22が、猛虎の再進撃を支える。

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