松井裕、4連続含む5奪三振!プロ初勝利「うれしいの一言」

[ 2014年7月2日 22:06 ]

<オ・楽>7回2死満塁、糸井を三振に仕留めて雄叫びを上げながら拳を握りしめる松井裕
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パ・リーグ 楽天2―0オリックス

(7月2日 京セラD)
 こん身の一球だった。2点リードの7回2死一、三塁。楽天・松井裕がフルカウントから投じた145キロの速球は高めのボール球だったが、オリックスの主砲・糸井のバットは空を切った。

 「ボールにはなりましたけど、一番気持ちを入れて投げました」。ピンチを脱した松井裕は左手を握り締め、雄叫びを上げた。

 ドラフト1位ルーキー。これまで5試合に先発したが、制球に苦しみ0勝4敗と結果を残せず、2軍落ちの屈辱を味わった。その2軍で指導を受けた大久保2軍監督がこの日から1軍を指揮。その初陣。5回2死一、二塁のピンチに2番手で登板し、ペーニャを二ゴロに仕留めて起用に応えると、6回の先頭から圧巻の4連続三振を奪うなど2回1/3を2安打無失点、5奪三振と好投。監督代行とともに“初白星”を飾った。

 「(プロ初勝利は)うれしいの一言。先発として迷惑をかけたので巻き返したい」と松井裕。闘病中の星野監督には「帰ってくるまで、いいピッチングをして、いい状態で迎えられるよう頑張ります」と誓った。

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