和田決勝10号2ラン 42歳2桁アーチはセ3人目

[ 2014年7月2日 05:30 ]

<中・D>6回無死一塁、和田は右越えに10号勝ち越し2ランを放つ

セ・リーグ 中日12-4DeNA

(7月1日 金沢)
 中日が今季最多の12得点で逆転勝ち。流れを替えたのは、6月19日に一つ年を重ねた竜のレジェンドだ。4―4の同点で迎えた6回、DeNAの先発・山口から放った和田の打球は、右翼ポール際のフェンスをわずかに越える42歳第1号の今季10号2ラン。シーズン中に42歳を迎えて2桁本塁打に到達したのは、セ・リーグでは落合博満、金本知憲に次ぐ3人目の快挙だ。

 両翼91・5メートルと、狭い石川県立野球場。それを意識せず、「次につなごう」というベテランらしい冷静さが、外角の真っすぐを素直に打ち返す技ありの一撃を生んだ。師と慕う西武時代のコーチ、金森栄治氏が今年4月に金沢学院東高の監督に就任。恩師のそばで、らしい打撃を見せた。チームも4連勝で4月19日以来の貯金1。コイの背中も見えてきた。

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2014年7月2日のニュース