具志堅氏が始球式登場　空振りも一塁ダッシュ、同郷・山川をハグ

＜西・ソ＞始球式にバッターとして登場した具志堅用高氏（右）は、一塁方向へ走って行き沖縄出身の山川と抱き合う

パ・リーグ 西武―ソフトバンク

（6月29日 西武Ｄ）
　沖縄・石垣島出身のボクシング元ＷＢＡ世界ライトフライ級王者、具志堅用高さん（５９）が始球式に参加した。

　この日の試合は「オリオンビールＯＫＩＮＡＷＡスペシャルデー」で、具志堅さんは、セレモニーの前にマイクを手にし、観客に「沖縄最高！ちょっちゅね～」とお決まりのセリフで元気よくあいさつ。

　その後、右打席に立ち、セーフティバントの構えから山なりのボールを大きく空振りすると、一塁までダッシュ。同じ沖縄出身の西武・山川をハグし「期待しているよ」とエールを送った。

　セレモニー後は「気持ちはホームランを打つつもりだった」と振り返り、「（ボクシングの）世界タイトルは観客が１万人くらい。その３倍も４倍もいたら、テンションが上がるね～。１本でもヒットを打ったら気持ちいいんでしょうね」と笑顔。

　山川だけでなく、ソフトバンクの先発・東浜も沖縄出身とあり「両方、応援しなきゃいけないですね～」と話した。