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大谷 足で魅せた「球場の広さ」熟知 迷わず三塁蹴った

[ 2014年6月29日 05:30 ]

<日・楽>6回1死一塁、悪送球の間に本塁に還る大谷

パ・リーグ 日本ハム2―1楽天

(6月28日 札幌D)
 最速160キロを投げる19歳は、打っても、走っても一級品です。0―0の6回。日本ハム・大谷は先頭でこの日3本目の安打を中前に運んだ。見せ場は直後に訪れた。

 1死一塁で北の二ゴロを藤田が二塁へ悪送球。ボールがファウルゾーンを転々としていることを確認すると、50メートル6秒4の俊足を生かし、迷わず三塁を回って本塁へ駆け込んだ。均衡を破るナイスランに「うち(札幌ドーム)は(ファウルゾーンが)広いことを把握していた」としてやったりの表情だ。

 この日は初回に右前打、3回にも再び右前打した。3月30日のオリックス戦(札幌ドーム)以来となるプロ2度目の猛打賞に「最初に打ったことで後の打席も楽にいけた」と満足そうにうなずいた。試合前のミーティング。チームは3年ぶりの先発で情報の少ない青山を映像で分析した。だが大谷は、谷口が14日に2軍で青山と対戦していたと知ると先輩に接近。即座に配球の傾向を尋ねるなど、最後まで研究を怠らなかった。

 4戦連続160キロをマークし、チームトップの7勝目を挙げた25日のDeNA戦(横浜)から、中1日で2試合連続のスタメン出場。最近は出場機会が限られ5月以降に限れば、この日まで打率・161と不振だったが、「野手・大谷」としての存在感を示した。

 大谷の3安打は全て追い込まれたカウントからの安打。栗山監督は「難しい感じになっても何とかしようとしていた。内容があった」と称賛した。投打二刀流を才能だけでなく努力でカバー。もはや、向かうところ敵なしの状況になってきた。

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