マー君 2失点完投も3敗目 メジャー記録に並ぶ16試合連続QSも

[ 2014年6月29日 11:05 ]

レッドソックス戦の9回2死、ナポリに勝ち越し本塁打を許しがっくりするヤンキース・田中

ア・リーグ ヤンキース1―2レッドソックス

(6月28日 ニューヨーク)
 ヤンキースの田中将大投手(25)は28日(日本時間29日)、レッドソックス戦に先発し、2本塁打を浴びるなど9回7安打2失点で今季3敗目(11勝)を喫した。22日のオリオールズ戦に続く連敗となったが、先発投手の評価基準となるクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)は全16試合連続でクリア。1973年にロジャーズ(エクスポズ)がマークしたデビューから16試合連続のメジャー記録に並んだ。

 田中は初回、先頭のホルトをスプリットで二ゴロ、ナバをスライダーで左飛、ペドロイアをスライダーで遊ゴロと三者凡退に抑え、7球で終える上々のスタート。2回はナポリに四球を与えたが、3つのアウトをすべて空振り三振で奪った。しかし3回、1死から9番ロスに高めの速球を左越えに運ばれ、先制ソロ本塁打を被弾。それでも切り替えて後続を断ち、1失点にとどめた。

 1―1に追いついた直後の4回はペドロイア、オルティスに変化球を打たれて連打を浴び無死二、三塁のピンチを背負ったが、ナポリを空振り三振。続くドルーもワンバウンドのスプリットで連続三振に仕留め、ボガーツは遊ゴロに打ち取って無失点でしのいだ。5回は2死からホルトに右越え二塁打を打たれるも、後続を二ゴロに抑えた。

 6回、先頭のペドロイアに直球を左中間に運ばれて一時は二塁打と判定されたが、ビデオ判定の末に二塁タッチアウト。オルティスを一ゴロ、ナポリは空振り三振に抑えて無失点で終え、6回まで1失点でロジャーズのメジャー記録に並んだ。

 7、8回は三者凡退に抑えたが、9回2死からナポリに96マイル(154キロ)の直球を右翼席へ運ばれ、勝ち越しソロ本塁打を被弾。味方打線はその裏、レッドソックスの上原に無失点に抑えられ、試合終了。田中は116球を投げて今季3度目の完投を果たしたが、打線の援護に恵まれず3敗目となった。

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