安楽、日本一宣言「最後の夏は甲子園で笑って終わりたい」

[ 2014年6月23日 08:20 ]

抽選会場で番号を告げる済美の安楽

 第96回全国高校野球選手権大会(8月9日から15日間、甲子園)の愛媛大会組み合わせが22日、決まった。今秋ドラフトの超目玉、最速157キロ右腕の安楽智大投手(3年)を擁する済美は1回戦で三島と激突。昨年9月の右肘故障から再起を期す安楽は「自分の右腕で上甲監督を日本一の監督に」と決意を語った。

 県大会開幕まで3週間。目前に迫る高校生活最後の夏へ向け、自然と闘志は高まった。1回戦の相手は三島に決定。第4シードの東温が同居するブロックは、まさにチームの思惑通りだった。

 「“第1シードの今治西と準決勝であたるようなくじがベスト”と言われていましたので、ホっとしています」

 主将として“幸運”を引き寄せた安楽は屈託なく笑った。昨年9月の右肘故障から復活を期す夏。ノーシードの今大会は、2年連続の全国切符まで6試合を要する。2回戦から準決勝まですべて中1日。仮に決勝まで進めば連投だ。「すべて自分が投げるつもり」と全試合完投を誓った。

 きっちり照準を合わせてきた。4月5日の開星戦で約7カ月ぶりの実戦登板を果たすと、5月中旬には148キロを計測した。成績を度外視した21日の関西戦は9回8失点ながら最速146キロを計測。「今は腕がしっかり振れるし、指にボールもかかる。一番の強みは1球で流れを持ってくること」と手応えを示す。

 投げられなかった冬場は、スクワットで220キロに耐えうるパワーも身につけた。ゴルフ場での走り込み、200メートルダッシュ×50本など連日激しいノルマを課してきた。「最後の夏は甲子園で笑って終わりたい。上甲監督を自分の右腕で日本一の監督にしたい」。完全復活は間近だ。怪物にようやく真の笑顔が戻った。

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