交流戦史上最高打率!ソフトB 強打で“真の目標”へ

[ 2014年6月23日 05:30 ]

<巨・ソ>9回2死三塁、左前適時打を放つ柳田

交流戦 ソフトバンク5―10巨人

(6月22日 東京D)
 6点ビハインドの9回2死三塁、ソフトバンク・柳田は巨人守護神マシソンの153キロ直球を左前へとはじき返した。結果的には焼け石に水の1点だったが、この一打で交流戦24試合で16度目の2桁安打。チーム打率・3010は22日時点で交流戦の史上最高打率だ。勝てば優勝の決戦には敗れたが、強打の印象を十分に植え付けた。悔しさはもちろんある。だが、柳田は「1本出てよかった」とリーグ再開へとつながる一打になったと前を向いた。

 先発・飯田の乱調で2回までにいきなり7点のビハインドを負った。ただ、4回2死二塁から長谷川が5号2ラン。6回1死一、三塁から長谷川が右犠飛。7回は中継ぎ左腕・山口からも1点をもぎ取るなど、最後まで諦めずに攻めた。

 「惜しかった。ただ内川がいない中でよく打った」と藤井打撃コーチは振り返った。交流戦は右大臀(でん)筋肉離れの内川に代わり3番に入った柳田が・371、4番の李大浩(イデホ)と1番・中村がいずれも・370の高打率をマーク。22日時点で打率トップ3を独占している。リーグ戦再開となる27日の西武戦(西武ドーム)からは内川も復帰する予定だ。「内川が戻って6、7番というわけにはいかない」。藤井コーチは3番に内川が戻れば、好調の柳田が6、7番に入り、打線の破壊力はさらに増すと期待している。

 交流戦前は1・5差だった首位・オリックスとのゲーム差は0・5差と詰めた。「そこ(交流戦の優勝)が目標ではない」と秋山監督。リーグ戦が再開してもセ界を震え上がらせた強打で、真の目標であるリーグ優勝、日本一へ突き進む。

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2014年6月23日のニュース