小山、交流戦男だ!無傷3勝 猛打ソフトBを6回3失点

[ 2014年6月23日 09:26 ]

<巨・ソ>小山はソフトバンク打線を相手に6回3失点の好投

交流戦 巨人10―5ソフトバンク

(6月22日 東京D)
 重圧をはねのけた。6回を5安打3失点にまとめ、優勝決定試合で勝利投手となった巨人・小山は「今まで投げた中で一番プレッシャーを感じた。チームが苦しい状況の中で貢献できて良かったです」と安堵(あんど)感を漂わせた。

 序盤から飛ばした。初回1死、今宮を102キロのカーブで追い込み、自己最速タイの150キロ直球で空振り三振。球速差48キロの緩急で強打の鷹打線を翻ろうした。7―0の4回には長谷川に中越え2ランを浴びたが、阿部から「切り替えて投げてこい」と気合を入れられ、後続を斬った。

 試合前には前日に9回3失点で敗れた菅野から「フォークをしっかり投げきれば大丈夫です」と激励された。そのフォークと直球を軸に119球の力投で大役を果たした。交流戦中に1軍に昇格し、無傷の3連勝で防御率1・33。左肩痛で離脱したエース・内海の穴を埋め、交流戦MVP候補にも浮上した小山に対し、原監督も「けれん味のない、竹を割ったような良い投球ができていた」と賛辞を贈った。

 交流戦明けの先発ローテーション入りも確実にした4年目右腕は「シーズンが終わったときに良い投球ができたと思えるのが大事。良いきっかけにして次に臨みたい」と頼もしく言い切った。

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2014年6月23日のニュース