上田、人生初!サヨナラ犠飛「持っているなと思った」

[ 2014年6月23日 05:30 ]

<ヤ・オ>延長10回1死満塁、サヨナラの左犠飛を放ち手荒い祝福を受ける上田(中)

交流戦 ヤクルト4―3オリックス

(6月22日)
 野球人生初の体験だった。延長10回1死満塁。ヤクルト・上田はバットを拳1個分短く持ち、佐藤達の速球に備えた。145キロ直球に食らいつき、左翼へサヨナラ犠飛。チームメートにもみくちゃにされた25歳は「小さい頃から野球をやってきてサヨナラは初めて。持っているなと思いました」と喜びを爆発させた。

 プロ8年目。小川監督に期待されながら今季もスタメンに定着できず、この日も9回から代走での出場だった。最初の打席で試合を決め「打てなかったら家まで走って帰ろうと思っていた。これまで自分の満足いく結果が出せていなかったし、きょうがいいキッカケになればいい」と安どした。チームにとっても今季65試合目で初のサヨナラ勝利。パ・リーグ首位のオリックスに2連勝を収めた小川監督は「上田は内容のあるいい打席だった。大きな1勝です」と満面の笑みだった。

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