中田&西川!球団12年ぶり2戦連続の連弾で3連勝

[ 2014年5月3日 05:30 ]

<日・オ>6回1死、ソロを放った中田

パ・リーグ 日本ハム4―1オリックス

(5月2日 札幌D)
 日本ハムの不動の4番としてのプライドだった。2―1の6回。3番の西川がオリックスのエース金子から右中間へ5号ソロを放つと、中田も左越え7号ソロで続いた。

 「前の打席で遥輝(西川)が打てば、何とか自分も打ちたいと思う」。前日に続く3、4番の2者連続本塁打。同じコンビでは球団12年ぶりだ。栗山監督から「5試合連続は行くんじゃない?」と期待された中田は「(年)下の子たちに自分が乗せてもらっている」と刺激を受けたという。

 この日のスタメン平均は24・2歳。大谷が投手調整で野手として使えない中、指揮官は金子攻略へ若手中心の打線を組んだ。「困ったら攻めるのが主義」との言葉通り、ミランダ以外は20代の選手を並べ、3年目捕手の近藤を初の三塁手で起用。一塁も外野手の佐藤賢を起用した。「使い方でメッセージを送らないといけない」と野手の危機感をあおると、3回に中島が先制の中前打、谷口も右前適時打で続いた。

 2戦連発の西川は「三塁に近藤、一塁に佐藤さん。先発の上沢も不安だったはず。序盤から得点できてよかった」と振り返った。稲葉は左膝を手術し、小谷野も前日に右膝を負傷。ベテラン不在の中で、25歳の中田がチームを引っ張る。「ユニホームを着ている以上、年齢、実績は関係ない」。カード初戦に勝ったのは9カードぶりで3連勝。経験は少なくても、若さと勢いで単独4位に浮上した。

 ≪外国人コンビ以来≫日本ハムは6回に西川、中田が連続本塁打。2人は1日の西武戦でも7回に連弾を記録しており2試合連続。同一コンビによる2戦連続の連弾は10年6月22、23日横浜戦で中日の森野、和田がマークして以来。日本ハムでは02年9月4、5日西武戦でオバンドー、クローマーの外国人コンビ以来12年ぶりだ。

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