金子 “疑惑”向けられリズム乱した?連続被弾ガックリ

[ 2014年5月3日 05:30 ]

<日・オ>5回2死、審判に注意を受ける金子(左)

パ・リーグ オリックス1―4日本ハム

(5月2日 札幌D)
 疑惑を向けられたオリックスの金子が沈んだ。問題の場面は5回だった。2死一塁で突然、マウンドまで歩み寄ってきた審判団にボール交換を要求された。金子が左手首まで隠れる袖の長いアンダーシャツを着ているため、ボールをこねる際に布地が接触しているように見えるとの指摘だった。

 実は3月21日の阪神とのオープン戦の際にも同じ指摘を受けていた。後日、球団側は審判団に確認し、左手のひらにボールをつけなければ問題なし、とのアンサーをもらっていた。だが、この日の責任審判だった二塁塁審・森は「不正をしているとは思わないが、遠目に見ると触れているようにも見える。疑いのないように」と説明した。

 不正投球はなかったものの、金子は不運にも投球リズムを乱された。6回に西川、中田に連続被弾するなど4失点で敗戦投手に。1試合2被弾は11年6月28日の西武戦以来で、疑惑に負けたとは言えないが、結果的に悪い流れに飲み込まれた。試合後、右腕は「(ルールの意思統一が)されていない。だから、ああなる」とやり切れない思いを口にした。チームは今季2度目の2連敗。後味の悪さだけが残った。

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2014年5月3日のニュース