呉昇桓は「マシーン」 助っ人勢が命名、「ゴルゴ」改名!?理由は…

[ 2014年2月5日 07:57 ]

リポビタンDを手に食堂を出る呉昇桓

 えっ、「ゴルゴ」から改名!? 阪神の新守護神・呉昇桓(オ・スンファン)投手(31=サムスン)が、助っ人勢から「マシーン」と呼ばれていることが4日、明らかになった。メッセンジャーが説明した。

 「いくらでもトレーニングするし、走るし、頑丈だから“マシーン”だ。特に助言はしてないけど、いろいろ言って困らせたくないから」

 前日3日夜に和田監督、メッセンジャー、マートンらで会食。メッセはその内容も明かす。「休みやオフのときは何をしているのかとか、カジュアルトークをしたよ。いい夕食だったね」

 呉昇桓にとっては周囲の気遣いがありがたく、日に日にチームに馴染(なじ)んでいっている。しかしこの日は特に頭を使う一日だったかもしれない。午前中に組まれたバントシフトのメニュー。守備力はいかほどかと注目されたが、肩すかし…。三塁ファウルグラウンドで中西投手コーチと動きの確認に終始しただけだった。“緻(ち)密すぎるシフト”の連続に、少し驚きの表情も垣間見せた。

 「韓国でもバントシフトの練習はやるけど、試合のときはそういう(実際にシフトを敷く)状況にならない。バントをほとんどされたことがありません」

 韓国プロ野球に詳しい関係者が説明する。日本の野球のように一、三塁手が猛然と打者方向にチャージすることは、韓国では珍しいという。意外なところに見えた野球観の違い。しかし「石直球」を誇る右腕なら、そもそも容易にバントは決めさせないだろう。

 「最近はキャッチボールで変化球も多めに投げている。ブルペンに入って、感覚をつかみたい」

 ベールを脱ぐのは第2クール初日の7日。虎党は「マシーン」の剛速球をいまかいまかと待ちわびている。

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