中日・佐伯2軍監督 ひと味違う“アメとムチ”12時間練習が4時間に

[ 2014年2月5日 09:28 ]

中日の佐伯2軍監督

 「佐伯流」アメとムチだ。中日は1軍が初休日の4日、読谷球場の2軍だけが練習。佐伯貴弘2軍監督(43)の方針で前代未聞の9勤スタートとなったが、連日真っ暗になるまで行われていた猛練習が告知のないまま12時30分に終了。選手の緊張感を解かせることなく、さりげなく休養を与える演出だった。

 「(事前告知して)野球以外のことでテンションを上げられると困るんで。それでケガされてもね。みんなが何とかはい上がろうとしているのは感じています」

 3日までは朝8時30分から午後8時30分まで12時間にも及んだ練習が、この日は4時間余りで終わった。選手にはうれしいサプライズだったが、実は佐伯2軍監督が9勤を決めた時から頭の中で温めていたプランだ。

 「きょうは狙い通りですね。こうやってみなさんが来てくださることが若い選手にはいい刺激になるんです」

 1軍の休日に練習することで、報道陣も2軍の取材に集まる。さらに自身の練習があるため普段は1軍を離れられない谷繁兼任監督も、落合GMとともに視察に訪れた。新生・中日は2軍もひと味違う。

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