西口 10日に1度先発構想 西武の“ドクターイエロー”だ

[ 2014年2月5日 08:40 ]

ブルペンで投球練習する西口

 プロ20年目の西武・西口が、先発7番手に浮上した。キャンプ4日目で早くも3度目のブルペン入り。60球を投げ、最後の3球は捕手を座らせた。「自分の思っている通りに来ている」と充実感を漂わせた。

 西口の今季の起用法について、球団首脳は「10日に一度先発を任せたい。一度投げて、出場選手登録を抹消して、また戻す可能性もある」と明かした。10日に一度といえば、新幹線の線路検査用車両「ドクターイエロー」も同じペースで走行しているが、西口も先発陣に不測の事態が生じた時に備え、バックアップ的役割が求められている。

 昨季はわずか4試合の登板で、プロ入り後初めて未勝利に終わった。通算200勝まであと18勝だが「数字は全く考えていないし、先のことを考える余裕はない」とあくまでも今年に懸ける思いを口にした。

 ▽ドクターイエロー 新幹線の線路や架線、信号などに異常がないか検測をしながら走行する検査用車両。ダイヤは非公開だが10日に1度程度、東京―博多間を走行している。車体が黄色く「見ると幸せになれる」という都市伝説を持つ。ちなみに、親会社の西武鉄道にも軌道や架線の検測を行う総合検測車など、8種類の保守用車両がある。

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2014年2月5日のニュース