バレ、Gグラブ狙う…小川監督あきれ顔「寝言言ってんじゃねえ?」

[ 2014年2月5日 05:30 ]

一塁手でシートノックを受けるバレンティン

 ヤクルトのバレンティンが、高らかにタイトル獲得を宣言した。といっても打撃の話ではない。第1クール最終日に初めて投内連係で一塁の守備に就くと、「ゴールデングラブ賞を獲れるように頑張ります」とあっさり言ってのけた。

 昨季は右翼で89試合、左翼で34試合と出場試合は全て外野。しかも守備率は規定試合数に到達した13人中12番目の・972と守備は苦手としている。メジャーでも一塁の経験はないが、アキレス腱に不安を抱えており、守備面の負担を軽減するために今季、一塁へのコンバートが検討されている。

 小川監督はバレンティンの発言について「寝言言ってんじゃねえ?夢見てるんだよ、夢。きょうの守備で何言ってるんだよ」とあきれ顔。だが「目指すのは大いに結構」と今後の上達に期待を寄せ「どうなるか分からないが、オープン戦の初戦には守らせたい」と、22日の楽天戦(浦添)で「一塁デビュー」させる意向を示した。

 今キャンプにファーストミットを2種類持参しているバレンティンは「(球が)入ればいいです」とミットにこだわりは見せていない。だがこの日、守備練習を終えると、股間を保護する「ファウルカップ」を用具メーカーにすぐに発注。通称「金カップ」と呼ばれる内野手としての必需品には敏感な反応を見せた。2、3日後には手元に届くという。今オフは自らの逮捕騒動で注目を集めたが、マイペースで第1クールを終えた。

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