侍小久保監督 一押しは虎ドラ4捕手「バットが振れていた」

[ 2014年2月5日 06:20 ]

小久保日本代表監督(左)が見つめる中、フリー打撃でサク越えを連発する梅野。中央は和田監督

 侍ジャパンの小久保裕紀監督(42)が4日、阪神の宜野座キャンプを視察した。楽天、ロッテ、オリックス、そしてこの日午前中の日本ハムに続き5球団目。各キャンプで若い選手に注目してきたが、タテジマ戦士で光って見えたのはドラフト4位の梅野隆太郎捕手(22=福岡大)だった。

 「福岡大のときから(名前は)知っていたからね。(これまで視察した球団の)新人の中ではバットが振れていた」

 日本代表監督の目を引きつけたのは、梅野のパワフルな打撃だ。フリー打撃ではフルスイング。和田監督から「打てる捕手」と認められたセールスポイントを目いっぱいにアピールした。追い風に乗せた大飛球を左翼スタンドに何度も放り込んだ。

 「(入団前に)テレビの番組で自分のことを言ってもらったことがあったので。あいさつに行きました。“頑張れよ”と言ってもらいました。幼いころから見ていた選手なんで(評価していただいて)光栄です」

 福岡六大学リーグで通算28本塁打の実績は、ソフトバンクOBの小久保監督の耳にもすでに入っていたという。昨夏の大学ジャパンの一員。今はまだ夢の話だが、近い将来の目標の一つに小久保ジャパン入りがあってもおかしくない。

 当然、小久保監督は昨季1年目で10勝を挙げた藤浪にも大きな期待を寄せていた。この日はブルペン入りしておらず、接触する機会もなかったが、現時点では現実的に侍ジャパンの有力候補の一人だからだ。

 「もちろん(昨年11月の台湾戦も)候補だった。昨年よりも良いと聞いている。楽しみだね」

 会談した和田監督からも選手派遣などで「全面的に協力してくれるということだった」と約束してもらった。22歳の梅野、19歳の藤浪。バッテリー2人の名前を強烈にインプットしていた。

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