契約最終年の和田監督 V奪回へ「今年は動く」主力にいきなりノック

[ 2014年2月2日 08:05 ]

報道陣にキャンプへの意気込みを語る和田監督(右)

 契約最終年となる勝負の3年目へ向け、阪神・和田監督はキャンプ初日から精力的に動き回った。

 「今年は動くよ。血が騒ぐね」

 時計の針は優に午後5時を回っていた。全体練習終了後、ドーム内で開かれた監督会見。威勢のいいコメントそのままに、指揮官にとっても充実の一日だった。

 正午すぎからスタートした全員ノックでは自らバットを持ち、鳥谷、西岡らの主力にノックを行った。昨年までにはなかった、いきなりのノック。だが、決意に満ちた行動は、これだけに止まらなかった。

 個別特打では2年目の注目株・緒方を徹底指導。トップの位置をきっちりとるようアドバイスを送ると、理解度、成果を確かめるべく今度は打撃投手を買って出たのだった。これまた、昨年の初日にはなかった光景。随所にV奪回への秘めたる思いをのぞかせた。

 「若手選手も最初は緊張もあったかもしれないが、ベースランニングあたりから徐々に声も出始めていた。明日(2日)からは大丈夫だよ」

 手応えを感じながらの船出となった。

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2014年2月2日のニュース