軍師官兵衛もビックリ!?森脇監督 本拠京セラDで“暴投作戦”明かす

[ 2014年2月2日 07:50 ]

もの思いにふける森脇監督

 オリックスの森脇監督が、京セラドーム対策として奇策を用意していることを明かした。本拠地とはいえ、昨年の同地では24勝33敗2分けの借金9。今年は勝つために、あらゆる手段を用いるつもりで、ダイエー時代の内輪話を披露した。

 「昔、王監督に進言したことがあるんだ。1死三塁で強打者を迎えたときに、投手にわざと暴投させましょうか、とね」。暴投すれば、三塁走者は自動的にスタートを切る。だが、暴投はワナ。捕手付近に必ず跳ね返ってくる壁にぶつけて、挟殺に持ち込む作戦だ。本拠地ならば「どこに暴投を当てるか、練習できるから」という利点があり、NHK大河ドラマで放送中の「軍師官兵衛」もビックリの必勝策だ。

 意外にも、黒田官兵衛と森脇監督には共通点が多い。兵庫県姫路出身で「天才軍師」と呼ばれた官兵衛は、後に九州・福岡藩52万石の礎を築いた人物。指揮官は同県西脇市出身で、後に福岡のダイエー(ソフトバンク)で三塁コーチなどを務めた作戦担当。官兵衛の生誕地は西脇市黒田庄町黒田という説もあり、つながりは深い。

 「王さんからは何を言っているんだと言われたけど、こっちも王さんを男にするためにいろいろ考えたんだ」。今度は、オリックスで“太閤”宮内義彦オーナーに白星を贈るため「軍師森脇」誕生となりそうだ。

 京セラドームではチーム打率・234で、平均得点は2・90点。他球場での成績は打率・270、平均4・02点で、比べれば圧倒的な“外弁慶”。「優勝するには、本拠地で貯金15~20は欲しい。球場を満員にするとか、照明を明るくするとか、やり方はある」。17年間も優勝から遠ざかっているだけに、天才軍師ばりに頭を働かせるキャンプ初日となった。

続きを表示

この記事のフォト

2014年2月2日のニュース