マエケン「さすがだな…と」 ドラ1大瀬良と“エース道”激走

[ 2014年2月2日 05:30 ]

インターバル走で前田(左)とデッドヒートを繰り広げる大瀬良

 エースと黄金ルーキーが、いきなり競演を果たした。広島の日南キャンプがスタートし前田健とドラフト1位の大瀬良(九州共立大)が、インターバル走で激しく先頭を争った。最後は先輩の貫禄勝ちとなったが「エース道」の伝承を思わせる初日だった。

 「“付いて来いよ”と言ったら本当に付いてきた。真面目ですね。体を見たら、走りは得意じゃないと思えたので意外。走れて悪いことは何もない。さすがだな…と」

 マエケン流のあいさつだった。右翼から左翼まで外野芝生エリアを周回する、距離にして約400メートル。前田健が先行する大瀬良を抜いた際に突然、声を掛けた。抜きつ抜かれつのデッドヒートを最後は外側から捲った。

 「キツかったけど必死に食らい付いた」と話す大瀬良にとっては収穫の多い1日だった。キャッチボールの際には、横目で前田健らを観察し「ボクは強めに投げたいタイプだけど、先輩方は柔らかくゆったり。意図を聞き、自分のものにしていきたい」と話した。「前田さんのような投手になりたいと思うので背中を見て、いずれは追い越していきたい」。即戦力右腕の目が輝いた。

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2014年2月2日のニュース