石原　同点２点打＆３ランで今季最多５打点　初ＣＳへ守備の要奮闘

＜ヤ・広＞３回２死一、二塁、３ランを放つ石原

セ・リーグ 広島９―３ヤクルト

（9月10日 神宮）
　広島の劣勢を一気に跳ね返したのは８番石原だった。２回には同点の２点適時打、３回には左越え６号３ランの計５打点。わずか２度の打席で今季最多打点を記録した。

　「つないでくれたチャンス。どんな形でもよかった。いいところに落ちてくれた」と同点打の場面を振り返った。相手は４番のバレンティンが５４号を放って勢いに乗るところだっただけに、この一打で流れを自らのものにした。

　さらにリードを決定的にした３ランに「入ってよかった。（打球は）走るのが先で見ていませんでした」と全力プレーでチームを引っ張った。初ＣＳ進出に向けて厳しい戦いは続くが、昨年の失速は繰り返したくない。

　「あしたも勝てるよう頑張る」と浮かれることなく気を引き締めていた。