延岡学園 あと一歩届かず…重本監督涙「選手たちに申し訳ない」

[ 2013年8月22日 14:42 ]

<前橋育英・延岡学園>4回裏、先制の生還を果たした坂元(8)を迎える延岡学園ナイン

第95回全国高校野球選手権大会決勝 延岡学園3―4前橋育英

(8月22日 甲子園)
 宮崎県勢として初の決勝進出を果たした。だが、最後の“壁”を越えることはできなかった。延岡学園は3点を先行し、追い付かれ、勝ち越しを許して迎えた9回、先頭の浜田が死球で出塁し、田中が中前打で無死一、二塁の好機を得たが、強硬策が裏目に出て1点差で敗れた。

 「勝たせてあげられなくて、選手たちに本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と重本監督。31歳の青年監督はあふれる涙を何度もぬぐった。

 3年ぶり7回目の甲子園。宮崎県勢の悲願である優勝は果たせなかったが、価値ある、意味のある準優勝だ。歴史に名を刻んだナインの表情は晴れ晴れしていた。「やり切ったので悔いはない。ここまで来れたことが幸せ。大勢の人の前で野球をできたことが何よりうれしい」と坂元主将。夢の続きは後輩たちに託す。

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2013年8月22日のニュース