楽天、夏バテ？４カ月ぶり４連敗も…指揮官「想定内」

＜楽・日＞美馬の不調にベンチで鬼の形相の星野監督

パ・リーグ 楽天３－５日本ハム　

（8月21日 Ｋスタ宮城）
　楽天は９回の反撃も及ばず、４月１７日以来、約４カ月ぶりとなる今季ワーストタイの４連敗。それでも星野監督は必死に前を向いた。

　「４連敗はイカンけど、こういうこともある。想定内。まだまだ山もあれば谷もあるよ」。先発・美馬が２回に３点を先制され、４回には打球が喉を直撃して降板。すでにダックワース、戸村も２軍落ちしており、先発ローテーション投手の台所事情も厳しくなってきた。２位・ロッテ、３位・ソフトバンクがともに黒星、ゲーム差が縮まらなかったことが救いといえるが、闘将は「バタバタする必要はない」と声を強めた。

　夏の甲子園では準決勝で日大山形、花巻東（岩手）がそろって敗戦。「これで残っているのはウチだけか」。星野監督は試合前にそう話した。「東北」の最後のとりで。悲願の優勝へ、最大の踏ん張りどころがやってきた。