癒やし系がひょう変!法大・石田15K完封 首位浮上

[ 2013年4月29日 06:00 ]

<法大・慶大>15奪三振で完封勝利を飾った法大・石田。影を踊らせて力投する

東京六大学野球第3週第2日 法大4―0慶大

(4月28日 神宮)
 2回戦2試合が行われた。第2試合は法大・石田健大投手(3年)が、慶大相手に4安打15奪三振でリーグ戦初完封勝利をマーク。チームは開幕4連勝を飾り、勝ち点2とした。第1試合は早大、明大ともに決定打を欠き2―2で引き分けた。

 9回2死一塁、法大の左腕・石田が145キロ直球で慶大の4番・横尾から15個目の三振を奪った。「これまで1失点完投はあったが、無失点で最後までいけてうれしい」。リーグ戦初完封に笑顔がはじけた。

 140キロ台中盤の直球を軸に、得意球のチェンジアップでは、面白いように空振りを奪った。先発メンバーに7人の右打者が並んだが、入学直後に同級生の鈴木から握りを習い、自らの武器とした球種がさえた。7回を除く毎回の奪三振ショーに「自分の有利なカウントにして、腕を振って投げた結果。15個は上出来」と胸を張った。

 女房役の木下が「あいつが怒ったところを見たことがない。普段は癒やし系で、マウンドに立つと変わる」と評する3年生左腕の快投で、2季連続優勝を狙うチームは開幕4連勝で首位に立った。

 ▼慶大・江藤省三監督(4安打零敗の打線に)左で145キロの真っすぐを投げられたら打てない。何とかしないといけない。最下位争いになってしまう。

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