藤浪 松坂超え4月3勝 高卒新人“怪童”尾崎以来51年ぶり

[ 2013年4月29日 06:00 ]

<D・神(6)>2回、2ランを放った福留を出迎えたベンチの阪神・藤浪(左)は今季の阪神を象徴する喜びのポーズをする

セ・リーグ 阪神5-3DeNA

(4月28日 横浜)
 「怪童」以来の快挙を達成し、「平成の怪物」を超えた。阪神・藤浪晋太郎投手(19)が28日のDeNA戦で、6回5安打3失点で3勝目をマークした。高卒新人の「4月3勝」は、1962年に5勝を挙げた東映・尾崎行雄以来51年ぶり。66年のドラフト制以降では初の快挙となった。

 また、高卒新人史上初となる3、4月度の月間MVPにも大きく前進。甲子園以外での初勝利を飾り、チームに今季初のビジター3連戦勝ち越しをもたらした。

 プロ3勝目は苦しみながらつかんだ1勝だった。右翼の福留は、背中から見た藤浪の姿を「ダルそうだった」と評した。本来の腕の位置はスリークオーター気味。だが、この日はオーバースロー気味で、縦回転となった直球を制御しきれない。

 「丁寧にいきすぎたのがよくなかった」。味方が3点を先制した直後の2回に松本に2ランを浴び、3回にも1失点で同点。だが、ここからが並の19歳ではなかった。中西投手コーチの「叩くイメージが強過ぎる」との助言を生かし、腕を振る角度を調整した。すると、カットボールが低めに決まり、4回途中の松本から4者連続三振。「直球一本で押すというこだわりはないので、勝てるピッチングがしたかった」。修正能力の高さを発揮し、6回3失点で勝利を呼び込み「粘って立て直せた」と胸を張った。

 6回2死一塁ではプロ初安打となる右中間二塁打も放った藤浪。最後はお決まりとなりつつあるフレーズで締めた。「これからも必死のパッチで頑張るので応援よろしくお願いします!」。今季5試合の登板は全て日曜日。3週連続で藤浪の声が球場に響き渡った。

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