巨人 今季初3連敗 過去3年間勝ち越しない神宮の“悪夢”

[ 2013年4月29日 06:00 ]

<ヤ・巨>8回1死一塁、バレンティンに逆転2ランを打たれる巨人・マシソン

セ・リーグ 巨人1-2ヤクルト

(4月28日 神宮)
 またバレンティンにやられた。1―0の8回1死一塁で巨人の3番手マシソンが逆転2ランを被弾。初球の外角高め直球を捉えられた。2夜連続で相手の4番に逆転弾を浴びての今季初の3連敗だ。

 「本塁打だけは防がなければいけなかった。走者が出た後の初球だから、一番気を付けないといけなかった」。休養日の阿部に代わり、先発マスクの加藤は肩を落とした。要求はボールにする高めのつり球。しかし、ストライクゾーンに入った。バレンティンには過去2年間でリーグ最少の9被本塁打と、他球団との比較では抑えていた。7回2死一塁で、今季初安打となる先制の右越え適時二塁打を放った加藤だが「勝たないと意味がない」と1球を悔やんだ。

 同一カード3連敗は昨年4月20~22日のヤクルト戦(神宮)以来。過去3年間勝ち越しがない神宮で、またも投打の歯車が狂った。「やはり打線がね。投手は頑張っていると思う。切り替えてだね」。原監督はバッテリーを責めず、10安打しながら1得点の打線に奮起を促した。首位を独走していたチームに、立ちふさがった魔の神宮。今季も一筋縄ではいかない。

 ▼巨人マシソン もう少し高めを狙ったが、狙い通りに投げられなかった。(バレンティンには)直球を打たれたことがなかったので、直球でいった。

 ▼巨人・川口投手総合コーチ(マシソンについて)ミレッジにも追い込んでから直球でいった。(バレンティンは)ホームランバッターなんだから、安打は打たれてもいいのに。

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2013年4月29日のニュース