森脇監督 ヘッドスライディング助っ人かばう「最善尽くした」

[ 2013年4月22日 06:00 ]

<オ・ソ>打線が武田の前に沈黙。さえない表情のオリックス・森脇監督(右から2人目)

パ・リーグ オリックス1-9ソフトバンク

(4月21日 京セラD)
 オリックスは李大浩(イ・デホ)の適時二塁打で完封を免れるのがやっとだった。近鉄(オリックス)と南海(ソフトバンク)のユニホームで行われた「OSAKA CLASSIC」はオリックスが負け越し、西武戦に続くカード負け越しで勝率5割に逆戻りしてしまった。

 「上位に行こうとすれば、初戦の摂津やきょうの武田のようないい投手に圧力をかけないと。崩してしまう事実がないと苦しい」。森脇監督は冷静に敗因を分析した。

 ゲームの流れを変えるチャンスは3点を追った6回だった。T―岡田が痛烈な右前打で出塁すると、後藤が鮮やかなドラッグバントを決め無死一、二塁と反撃態勢に移った。しかし、続くバルディリスは遊ゴロ併殺打。一塁にヘッドスライディングする執念は実らなかった。「バルは最善を尽くしたと思う。勝負に行ったんだから仕方がない」と指揮官はかばった。

 先発したディクソンは6回途中まで3失点と形の上では試合を作ったが来日初黒星を喫した。ラヘアの一発と松田の2点適時打はともにど真ん中に。「力のある打者は、ああいうボールを見逃してくれない」と指揮官は振り返るしかなかった。

 ▼オリックス・ディクソン(初黒星)やはり追加点を許した6回。何とか最少失点で踏ん張っていきたかったが…。

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2013年4月22日のニュース