連覇狙う長曽根ストロングス 8強入り 常磐に競り勝つ

[ 2012年8月16日 06:00 ]

<長曽根ストロングス・常磐軟式野球スポーツ少年団>完投でベスト8進出を決めた長曽根ストロングスのエース沖本

全日本学童軟式野球大会 長曽根ストロングス4―3常磐軟式野球スポーツ少年団

(8月15日 神宮)
 神宮球場、大田スタジアムの2会場で3回戦8試合が行われた。前年度優勝の長曽根ストロングス(大阪)が一昨年覇者の常磐軟式野球スポーツ少年団(福島)を4―3で下して準々決勝進出。高取少年野球クラブ(福岡)、東松山野球スポーツ少年団(埼玉)なども8強入りしたが、震災で昨夏不参加だった宮城代表は柳津(やないづ)ビックパワーズが3回戦で敗れた。16日は準々決勝、準決勝の計6試合が行われる。

 前日の2回戦で23得点を奪った長曽根ストロングスが、勝負強さを見せつけた。出場19回を誇る強豪・常磐軟式野球スポーツ少年団に4―3で競り勝ち8強入り。先制の2点適時二塁打を含む2安打3打点の主将・東(6年)は「ピッチャーを楽にしてあげたかった。勝利に貢献できてうれしい」と胸を張った。

 序盤に打線の援護を受けた先発・沖本(6年)は7回に1点差に迫られたが、2死満塁のピンチで後続を断った。「あいつがウチの最高(の投手)。だから続投させた」と言う熊田耐樹監督(47)はエースの奮闘を称えた。

 常磐とは過去2度の決勝を含む3度対戦。その全てで勝利していた。全国の舞台で4度目となった宿敵との対戦でも相性の良さを生かした。「この試合がヤマ場だった。これで波に乗れる」と熊田監督は準々決勝以降の戦いに照準を合わせていた。

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2012年8月16日のニュース