愛知出身の小山 凱旋飾れず 4回5失点、即2軍行き

[ 2012年8月16日 06:00 ]

<中・巨>4回5失点でKOされた巨人・小山は汗をふく

セ・リーグ 巨人1-6中日

(8月15日 ナゴヤD)
 凱旋の舞台は、ホロ苦いマウンドとなった。愛知県知多市出身の巨人の大卒2年目・小山は4回を5安打5失点でKO。プロ初黒星を喫し、試合後に2軍降格が決まった。勝てば優勝マジック「36」が点灯という一戦を託されたものの「自分のペースをつくる前に、相手へ流れを渡してしまった」と肩を落とした。

 初回は坂本の失策が絡む不運も重なり、2点先制されたが「力不足です」と言い訳にはしなかった。3回には浅いカウントから狙い打たれ、3長短打を集中され3失点。「そこの対処ができなかった。いい勉強だし、やり直しです」と川口投手総合コーチ。前回8日の阪神戦(東京ドーム)で5回2安打無失点と好投し、つかんだ先発の座だった。父・祥一さんら家族に加え、大府高の恩師で高校時代には巨人OBの槙原寛己氏(本紙評論家)とバッテリーを組んだ馬場茂前監督(48)をスタンドへ招待。子供のころから何度も訪れたナゴヤドームでプロ初勝利を目指したが、願いはかなわなかった。

 「本来の力は出せなかった。(マジックは)そんなこと誰も考えていない」と原監督。16日の2位・中日との3連戦最終戦で勝てば、マジック36が点灯する。

 ▼巨人・川口投手総合コーチ(4回5失点KOの小山について)相手(吉見)が相手だけに最少失点に抑えてほしかった。やり直しです。

 ▼巨人・岡崎ヘッドコーチ 初回の攻防が全て。(失策した坂本)勇人は捕れる範囲にあるわけだから。ゲッツーを取っていれば違う展開になったかもしれない。

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2012年8月16日のニュース