DeNAは藤浪を高評価「平均球速が速くなった」

[ 2012年8月16日 06:00 ]

第94回全国高校野球選手権

(8月15日)
 出場49校が、15日の第3試合で出そろった。今大会の注目選手について、ネット裏で視察するスカウトに聞いた。

 投手では大阪桐蔭の153キロ右腕・藤浪、愛工大名電の左腕・浜田を筆頭に、東海大甲府・神原、神村学園・柿沢の評価が高かった。DeNA・吉田孝司編成スカウト部長は「藤浪は真っすぐの平均球速が速くなった」と成長に目を細めた。

 野手では光星学院の田村、北條の3、4番コンビに酒田南の大型捕手・下妻の東北勢。龍谷大平安の外野手・高橋については、巨人・山下哲治スカウト部長が「肩を手術してどこまで投げられるかだが、打力はいいし足もある」と評価。愛工大名電・佐藤、天理・吉村、日大三・金子凌の遊撃手トリオは将来性を評価した。

 2年生では甲子園記録の22奪三振をマークした桐光学園の左腕・松井について「高校生であのスライダーは打てない」とスカウト陣は口をそろえた。さらに同じ左腕の智弁和歌山・吉川、大阪桐蔭の捕手・森、東海大甲府の遊撃手・渡辺も来年の候補に挙がった。

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2012年8月16日のニュース