野村 1カ月ぶり8勝「何も変えたところはありません」

[ 2012年8月16日 06:00 ]

<広・ヤ>7回を投げ終えた広島・野村(左)は、丸とタッチを交わし笑顔を見せる

セ・リーグ 広島5-2ヤクルト

(8月15日 マツダ)
 広島・野村が7月15日のDeNA戦(横浜)以来となる8勝目を挙げた。8回2安打1失点の力投で「チームとして大事なカード。勝ち越すのと負け越すのとでは全然違う」と充実感に浸った。

 エース前田健と防御率のタイトルを争う右腕。中でもヤクルト戦は抜群の安定感を誇っている。この試合までの対戦は2勝2敗ながら防御率は1・00。マツダスタジアムでは2戦2勝で15イニング無失点と、これ以上ない最強データがそろっていた。

 後半戦は自身3連敗スタートも、その間の援護が計1点という不運もあった。「何も変えたところはありません。自分の投球を貫くだけ。きょうは貢献できた」。ミレッジにソロを浴びた7回以外はピンチらしいピンチもなかった。

 プロ初の完投勝利はお預けとなったが、野村監督は「完投も考えたけどね。まだまだ投げてもらわないといけないから」とあらためて強い信頼感を口にしていた。

 ▼広島・丸(4号2ラン含む2安打3打点) (本塁打は)久しぶりすぎて訳が分からなかった。何とか走者を還したいと思ったが、自分まで還ってこられてよかった。

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2012年8月16日のニュース