王子製紙 初回の失点最後まで…2年ぶり初戦敗退

[ 2012年7月14日 06:00 ]

<王子製紙・JR東日本>1回2死一塁、JR東日本・畑中に右越え2ランを浴びる山本

第83回都市対抗野球 王子製紙1―5JR東日本

(7月13日 東京D)
 初回の4失点が重くのしかかった。王子製紙はJR東日本の早めの継投策にかわされ、9回に代打・日岡のソロ本塁打で完封を免れるのがやっとだった。

 「2年目の選手が投手陣の主力だから立ち上がりは心配していた」という藤田貢監督の不安が的中した。東海地区予選3試合に先発し、チームの本大会出場の原動力となった山本をマウンドに送ったが、期待の2年目エースはリズムをつかむ間もなく2回途中31球で降板。「実力不足です。ボールが全体的に高かった」と、試合後はこみあげる涙を抑えることができなかった。チームは都市対抗の舞台では04年に愛知県勢初となる優勝を果たし、08年は準優勝と五輪イヤーに強さを発揮してきたが、今回は無念の2年ぶり初戦敗退となった。

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