黒田「7回はもったいないかった」完璧から一転 死球の後甘い球

[ 2012年7月14日 12:47 ]

エンゼルス戦の7回を投げ終え、厳しい表情でベンチに戻るヤンキース・黒田

ア・リーグ ヤンキース6―5エンゼルス

(7月13日 ニューヨーク)
 まさに痛恨の1球だった。6回までソロ本塁打による1失点投球をみせていた、ヤンキースの黒田がシンカーのコントロールミスで区切りのメジャー50勝を逃した。

 6回までは右打者のインコースを突いて詰まらせ、完璧に近い投球も「7回はもったいないかった」と振り返った黒田。丁寧に投げてきた右腕が、3番プホルスに左前打を許すと、4番モラレスには追い込みながら死球を与えた。

 走者をためてはならない終盤。なんとかしなければという気持ちが強すぎたことで、トランボの3球は甘く入った。

 ベンチに戻っても後悔の念がありあり。それでも味方打線が奮起し、黒星を消しただけでなくチームも勝った。「何とか8回まで投げて、チームが勝てたことが一番良かった」と、最後は自分に納得させるように話して球場を後にした。

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2012年7月14日のニュース