驚きと喜び…内川、1カ月離脱も最高の形で締めくくり

[ 2011年12月1日 18:35 ]

 パ・リーグのMVPを初受賞し、記者会見するソフトバンクの内川聖一外野手
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 日本一を渇望して移籍したソフトバンクで見事に夢を実現させた内川が、MVP受賞という最高の形でシーズンを終えた。驚きと喜びの入り交じった表情で「本当に信じられない気持ち」と素直な気持ちを表現した。

 移籍1年目でパのMVP受賞は江夏豊氏以来で30年ぶり5人目。リーグが変わった新天地で打率3割3分8厘をマークし、故江藤慎一氏以来で40年ぶり2人目となるセ、パ両リーグ首位打者に輝いた。

 順風満帆ではなかった。交流戦でもMVPに輝いたが、その後に右太もも裏の肉離れで1カ月ほど離脱。タイトル獲得に必要な規定打席数到達に気をもみ、好結果が出せずに焦りを感じた時期もあった。それでも腐らずにバットを振り続けた。

 チームがリーグ2連覇を遂げた日には、自身の念願だった優勝に感極まって号泣。だが、アジア王者を逃した責任も感じた。「来年もう一度アジア一に向かってチャレンジできるように頑張りたい」。来季は秋山監督らが付けた背番号1を背負い、チームをけん引する。

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2011年12月1日のニュース