参入可否はオーナー会議で12球団による採決で決定へ 

[ 2011年12月1日 06:00 ]

 セ、パの臨時理事会後に行われた12球団代表者会議では、議決方法について議論された。

 オーナー会議でDeNAの参入の可否は採決で決まる。その採決に当たる議決対象を利害関係にある横浜を加えた全12球団とするか、横浜を除いた11球団とするか検討したが、法的な問題点を確認しただけで、結論は出なかった。棄権票の取り扱いも含め最終決定は臨時実行委で野球協約第10条に従って加藤良三コミッショナーに一任する方向となった。

 議決方法については前日、オーナー会議議長の楽天・島田亨オーナーから「代表者会議で事前に審議してほしい」と要望があったが、中日・佐藤良平球団代表は「コミッショナーのいない(代表者会議の)席では結論を出せない」と説明。この問題について加藤コミッショナーは22日の臨時実行委で12球団から意見を聴取している。04年に楽天とソフトバンクの参入を承認した際もオーナー会議の議決には利害関係にあった近鉄、ダイエーも採決に加わり、ともに全会一致で承認。野球協約23条(3)に「出席したオーナー全員」とある通り、12球団で採決することになる見込みだ。

 ≪野球協約≫

 第二章 コミッショナー
第十条(規定の解釈)この協約又はこれに附随する諸規定、手続等に関し、当事者間に解釈上疑義が生じた場合、コミッショナーが最終判断する。

 オーナー会議
第二十三条(定足数、議事及び議決)
 (3)オーナー会議の議決は、出席したオーナー、オーナー代行及びオーナー臨時代理人全員の四分の三以上の同意を必要とする。

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2011年12月1日のニュース