巨人側即反論も 渡辺会長の「鶴の一声」反対暴露には触れず

[ 2011年11月26日 06:00 ]

読売新聞本社を後にする渡辺球団会長

巨人内紛

 都内の巨人の球団事務所には清武会見後、テレビカメラ5台が設置されるなど多くの報道陣が集結した。桃井恒和球団社長は球団で対応しなかったものの、夜になって反論の談話を広報を通じて発表した。

 まずは冒頭で「本日の会見を聞き、先日公表した清武君の解任理由は全て正当であり、変更すべきところはないとあらためて確信した」と切り捨てた。会見の内容について事実と異なるところが少なからずあると指摘。騒動の発端となったコーチ人事については「発表した後に、新たにコーチを加えたことは過去にもあった」としたうえで「CS敗退という事態を受けて一部修正の検討をするのは当然である」と正当性を主張した。

 その一方で、渡辺会長のコーチ人事を覆す「鶴の一声」に当初、真っ向から反対したのが桃井社長(当時オーナー)という暴露には触れることはなかった。

 渡辺会長、白石オーナーは会見後も沈黙を守ったが、26日以降の対応が注目される。

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2011年11月26日のニュース