日本一ならずも西本幸雄氏「恵まれた男 一つも悲運ではない」

[ 2011年11月26日 06:59 ]

99年に行われた巨人と近鉄のOB戦で川上哲治氏(左)と笑顔で握手する西本氏

 阪急、近鉄など3球団で監督を務め、プロ野球界を代表する指導者だったスポニチ評論家の西本幸雄(にしもと・ゆきお)氏が25日午後8時40分、心不全のため、兵庫県宝塚市内の自宅で死去した。91歳だった。

 監督として大毎、阪急、近鉄3球団で通算20年1384勝を挙げ、リーグ優勝8度を成し遂げた。日本シリーズでは一度も勝てず「悲運の名将」と呼ばれたが、「江夏の21球」に描かれた79年日本シリーズでのスクイズ失敗も「後悔はない」と言う。「8度も勝てたんだ。恵まれた男だ。一つも悲運ではない」と野球人生を振り返っていた。2女。

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