同じく阪神監督断った 梨田氏「日本Sが終わるのを待っていたんやねえ」

[ 2011年11月26日 07:08 ]

 前日本ハム監督の梨田昌孝氏は仙台で恩師・西本幸雄氏の悲報を聞いた。

  「日本シリーズが終わるのを待っていたんやねえ。さすが、西本さんやねえ」。10月、阪神の新監督候補に名前が挙がったが、結局、和田監督で落ち着いた。西本氏は「ナシ(梨田)は阪神に行かなくて良かった。これで良かった」と言った。西本氏も84年、安藤監督の辞任に伴い、阪神から監督就任要請を受け固辞していた。

 梨田氏にとって、西本氏はかけがえのない恩師だった。近鉄での現役時代はもちろん、引退後も事あるごとに相談を持ちかけていた。10月には宝塚市の自宅を訪問。「あの世でもまた野球を教えてもらうつもり」。言葉に詰まり、こぼれ落ちそうな涙を懸命にこらえた。

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2011年11月26日のニュース