清武氏は12月にも提訴へ 争点は解任の違法性

[ 2011年11月26日 06:00 ]

会見後に訪れていた吉峯弁護士の事務所を後にする清武氏

巨人内紛

 清武前代表は会見で12月にも訴訟に踏み切る考えを明かした。解任はコンプライアンス違反を隠すためで、報復措置でもあり、違法、不当なものとして「そう遠くない時期に、必要な訴訟を提起する予定です」とした。

 清武前代表の個人弁護士である吉峯啓晴弁護士は「訴訟に踏み切ることは明らかであって、時期はたぶん来月くらいになるんじゃないか」と見通しを語った。

 同弁護士は「どういう人、どういう会社を被告にして、どういう形式で訴訟するかについてはまだ検討中」と話した上で、渡辺会長の発言や声明が清武氏の名誉毀損(きそん)

 清武氏は巨人が示した5つの解任理由について一つ一つ反論。渡辺会長の辞任と引き換えに常勤監査役就任を要求したとする解任理由についても「(先輩に)雑談の中で言ったこと。言いがかりだ」とした。声明文書には「解任理由には、いずれも客観的合理的な正当な理由が欠如しており、本件解任が違法かつ不当であることは火を見るよりも明らか」と記した。

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2011年11月26日のニュース